質問

 失業保険を受給するにはどうすればよいですか?

回答

離職してから失業保険を受給するための手続は、次のようになっています。

まず会社に離職証明書を作成してもらい、ハローワークに提出してもらいます。この離職証明書には労働者の署名押印が必要ですので、その際に離職証明書に記載されている内容が事実と合っているかどうか離職理由などを確認しましょう。また離職証明書の作成は、離職前に行っておくとスムーズです。会社が離職証明書をハローワークに提出すると離職票が作成され、会社を通じて労働者に交付されます。労働者は、この離職票と、印鑑、雇用保険被保険者証、本人確認書類(運転免許証など)、証明写真(3cm×2.5cm)2枚、預金通帳等を持参してハローワークに行き、求職申込みをしたうえで離職票を提出してください。ここで受給要件が確認され、要件を満たしていれば受給資格の決定が行われます。この際に雇用保険受給者説明会の案内がなされますが、この説明会には必ず行く必要があります。この説明会において第1回の失業の認定日が伝えられ、その5―7日後に、失業保険の基本手当が労働者の指定した口座に振り込まれます。その後も、4週間に1度、ハローワークから指定された日にハローワークへ行き、失業認定申告書を提出して手続する必要があります。

質問

 会社が離職票を発行してくれない場合は、どのような対処法がありますか?
 
 

回答

まずは会社に対して催促してみて、難しそうだと感じたら、会社の所在地を管轄するハローワークに連絡して事情を説明し、ハローワークの方から会社へ連絡してもらいましょう。

それでも発行してくれない場合には、ハローワークに対して離職したことを証明し、被保険者でなくなったことの確認請求を行い、確認処分を受けたうえで、離職票を直接交付してもらう方法があります。離職したことの証明としては、一番適切なものは離職証明書ですが、離職証明書も発行してくれない場合が多いですから、退職届など退職の際に作成した書面等の写しを用意しておいたほうがいいです。

質問

 失業保険の受給中にアルバイトをしても大丈夫ですか?
 
 

回答

大丈夫です。

しかし、週20時間以上、31日以上雇用される場合、アルバイト先で雇用保険に加入することとなり、雇用保険に加入されれば、ただちに失業保険は停止します。また、週20時間以上のアルバイトで、1年以上雇用される見込みがある場合には、就職したとみなされるため注意が必要です。

これに該当しなくとも、アルバイトによって得た収入が、収入から控除額を控除した額と基本手当の日額との合計額が賃金日額の80%相当額を超える場合には、超えた分だけ基本手当の日額は減額されます。さらに、アルバイト収入が賃金日額の80%相当額を超えた場合には、基本手当は支給されなくなるため、こちらも注意してください。たとえば、賃金日額8000円、基本手当日額5440円の者が、失業認定期間中に3日アルバイトを行い、1万8000円の収入を得た場合、一日分の減額分は、〔(18,000/3-1,286)+5,440〕-8,000×80%=3,754円となります(平成27年4月現在)。つまり、3日分は一日当たり1686円しか受給できなくなってしまいます。さらに、一日当たりの収入が6400円を超えてしまえば、その日分の基本手当は受給できなくなります。
なお、アルバイトをした事実を失業認定申告書にて申告しない場合、不正受給とみなされる可能性がありますから、申告漏れのないようにしてください。

質問

 退職理由の「自己都合」「会社都合」とはなんのことですか?
 
 

回答

「自己都合」とは労働者の事情で離職する場合、「会社都合」とは会社の事情で労働者を離職させる場合をいいます。

退職理由が「会社都合」の場合は、受給資格として離職日以前1年間に被保険者期間が通算6か月あればよく、また失業手当を受給できる日数が増加するため、「自己都合」による退職より有利である場合が多くなります。また、「自己都合」による離職の場合、正当な理由がない場合には、待期期間終了後3か月間は失業保険を受給できないというデメリットがあります。このように、退職理由によって失業保険の受給に関して、大きな差が生じる場合があります。

質問

 失業保険は退職したらすぐにもらえますか?
 
 

回答

すぐにはもらえません。

失業保険には、失業したことを確認するための7日間の待期期間があるため、その期間は失業保険が給付されません。また、正当の理由がない自己都合退職の場合には、さらに3か月間給付を受けることが出来ません。また実際には、上述しましたように、失業保険の受給には一定の手続が必要です。離職した後、離職票が交付されるまではおおよそ2週間くらいかかり、さらにそこからハローワークに行って手続した後、雇用保険受給者説明会があるまで約2-3週間かかります。その後、1回目の失業認定日があり、失業認定日から5-7日後に振り込まれることになるため、どんなに早く手続を行ったとしても、1か月から1か月半ほどの時間がかかることが見込まれます。

質問

 解雇された(退職した)場合、健康保険は使えなくなりますか?

回答

原則として、被保険者の資格を喪失するため、使えなくなります。

ただし、被保険者期間が2か月以上あった場合には、事業主負担分を含めた保険料を全額支払うことで、2年間に限り使うことができます。これを任意継続といいますが、任意継続する場合には健康保険協会に対して申請を行う必要があります。任意継続しない場合には、国民健康保険に加入することや、配偶者等がいる場合には配偶者等の健康保険に加入する等の手続が必要となります。