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経皮的心肺補助装置(PCPS)の接続ミスによる50代男性の死亡した事例

事案

50代の男性に心臓カテーテル手術を施行した際に左冠動脈を傷つけ、経皮的心肺補助装置(PCPS)に接続した所、バルブの方向を間違えて体内に空気が混入し、空気塞栓による多発性脳梗塞を生じて高次脳機能障害の状態となった。

事務所の対応

被告である医師・医療機関も事実関係及び過失を認め、将来の治療体制、医療費・介護費用がどこまで認められるかが争点になりました。当事務所では、医師・医学博士である弁護士が患者の医療、介護負担を粘り強く訴え、6,300万円という高額での和解と、将来にわたって、被告医療機関が原告患者の医療について将来にわたって責任を持って対処する旨の条項を和解に入れる事が出来ました。

解説

事実関係や過失に争いがない場合でも、特に重度の後遺症が残っている場合、後遺症に対処するための介護費用等がどこまで賠償の対象となるのか、また賠償は賠償として、現実的にどうやって医療・介護を確保するのかは、患者さん、ご家族にとって極めて重要な課題です。本案件では、医師・医学博士である弁護士が、相手側医療機関と粘り強く折衝し、現実的な対応を提案することで、患者さん、ご家族にとって安心できる解決を得る事が出来ました。

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